「日本は負けたのではない」中松義郎というアホ
2月1日金曜日一時小雨のち曇○
先日古本屋にてネタとして購入した本を読むが、内容があまりにもなさすぎであっという間に読了。
あの検証というものをしないコピペ愛国商売人ねずさんこと小名木義行氏がブログに再掲してまで絶賛している中松義郎氏の著書。
結果、ネタだけの価値しかない夢想本。
あとは自分がどれだけ評価されているかの自慢話。
我が国が大東亜戦争に負けていないというがその根拠は完成もしていない「烈風」「震電」「橘花」「秋水」「梅花」。ありもしない試作のみの五式「重」戦車が陸軍の主力戦車として戦い米軍を撃退することになっている。
我が国陸軍が開発していたのは五式「中」戦車チリ。
そして、我が国の完成した戦車の最後は四式中戦車が試作車両2両のみであるが中松氏によると五式が最新戦車となっている。
第一、その航空機を操縦するパイロット、保守する整備士の養成はどうなのだ?
アホかと。
下記の箇所だけでもうお腹いっぱい
<海軍機関学校の入学試験の体格検査で75センチだった胸囲が、入校後の猛訓練と猛鍛錬で僅か3ケ月で104センチになった巨大な胸>P58
<海軍仕込みの肉体鍛錬を続け、85歳になっても50トンの筋肉トレーニングを続けている>p266
軍人の訓練はボディビルのためのものでもないし、少し筋トレやったことのある人間だと、3ヶ月で胸囲が30センチもでかくならないのは誰でもわかる。
もし、たった3ヶ月で30センチもアップできるのであれば今でもその筋肉トレーニング理論だけで飯が食えるのは間違いない。
「ニューヨーク突撃隊 発進寸前」として
<翌日の八月十六日には、帝国海軍航空隊「深山」「連山」によるニューヨーク突撃大作戦が予定されており、その猛訓練が北海道千歳で行われていたことを陛下はご存知なかっただろう。
この作戦が実行されていれば、ドゥーリトルの東京空襲によりミッドウェー海戦が繰り上がったのと同じ二、米軍は10月予定の本土決戦を急遽9月に繰り上げた結果、天候の条件も加わり日本が勝利する展開になったのではないか>P60
深山は6機しか生産されていないし、何よりも不採用。航続距離は約3500キロ
連山は4機しか生産されていないし途中で計画が中止になり終戦時にはまともな機体は一機もなし。航続距離は3700〜7400キロ
どっちも爆弾を積んでニューヨークまでの1万キロは不可能。
完成もしていない機体で猛訓練?
世の中には誰でもでもわかるようなことを検証もせずにコピペだけやっているどうしようもない愛国コピペ商売人ねずさんこと小名木義行氏を尊敬している如何しようもないアホも多い
「日本は負けたのではない」中松義郎 文芸社 平成25年刊
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このアホ本の著者中松義郎氏についてちょっと調べると面白いことが山盛り。
あの詐欺商法の日本文化振興会の第十代会長をやったり、ペーパー大学の一つである国際学士院大学総長をやったりしている。これだけでもこの人間がどういった輩かよくわかる。
参照
<架空戦記を絶賛する愛国コピペ商売人・小名木義行>
ほんまにクソアホらし
Oさん2名様で来店。
2名様来店。
2名様来店。
今日は飲まず。
さっさと帰る。
猿でもエビでもない。