駆逐艦「キャラハン」にみる海の武士道

駆逐艦「キャラハン」にみる海の武士道
12月22日月曜日晴れ△
以下「戦艦ミズーリに突入した零戦」より引用、一部木下が加筆したものです。
<「ミズーリ」への特攻機突入と同じ頃、沖縄近海において、特攻機の乗員一名が救助、一名が水葬にされている。
その駆逐艦名は「キャラハン」とは、戦艦「ミズーリ」初代艦長 Willian M. Callaghan(ウィリアム・キャラハン)の戦死した巡洋艦「サンフランシスコ」艦長であった実兄Daniel Judson Callaghan(ダニエル・キャラハン)少将の名誉を称え、命名されたものである。
昭和二十年五月二十五日、攻撃してきた「銀河」を撃墜し、搭乗員二名を海上で発見し、特攻機の攻撃中にも関わらず、艦を停止し救助作業を行った。
バーソルフ艦長(一九九二年死去)は自らの判断で敢えてその危険を犯して、二人の搭乗員を海中から救った。
長谷川薫中尉(海兵七十三期)は、奇跡的に生命をとりとめたが、同時に救助された吉田飛曹長は出血多量で死亡した。
駆逐艦「キャラハン」は海軍条例に則り、吉田飛曹長の遺体をキャンパスに包んで水葬にした、とある。このようなルールが米海軍にはあったのか。あったとしても、特攻攻撃を受けていた混乱状況下での実行は難しかったはずである。
同艦の先任将校は、
「海に落ちて力を失った者を救うのが、米国海軍の伝統である。しかし、あの場合バーソルフ艦長でなければ、多分、ハセガワを拾い上げなかったであろう」
とコメントしている。
kyarahan26.11.23

当時の「キャラハン」乗組員で「キャラハン会」が作られ、現在まで続いている。長谷川氏を通じて日本の海上自衛隊との新しい交友関係が結ばれ、海上自衛隊と協力して、海をテーマとした日米高校生の交換学生制度の実行に、積極的に関与しているそうである。

吉田飛曹長の水葬が行われた駆逐艦「キャラハン」は練習機九十三式陸上中間練習機通称「赤とんぼ」の特攻攻撃により沈没している。

七機の赤とんぼはオレンジ色からダークグリーンに塗り替えられて、台湾の新竹、宜蘭、石垣島を経て宮古島に到着し、そのまま夜陰に乗じて米艦隊の展開する嘉手納沖に向かった。
駆逐艦「キャラハン」は、この日、本国に休養で帰還する前の最後の任務に就いていた。
突っ込んできた赤とんぼによる爆弾は、甲板を突き抜けて機関室で爆発し、その場にいたもの全員を殺傷。
五分後、上部の弾薬庫が爆発し、更に多くの死傷者をだした。
午前三時三十四分、「キャラハン」は艦尾より沈んでいった。
沈没の直前、海に飛び込んだバーソルフ艦長が泳ぎながら空を見上げた時、まだ何機か複葉機(赤とんぼ)が乱舞しているのを目撃した。
多くの命中弾が確認されているが、それらはみな布張りの機体を貫通して、なんの損傷も与えていないよう見受けられた。
赤とんぼ七機の攻撃で、「キャラハン」沈没の他、三隻の駆逐艦がかなりの損傷を受け、多くの死傷者をだした。
駆逐艦「キャラハン」は、特攻隊による米海軍最後の沈没艦となった。
P二百五十六〜二百五十九
「戦艦ミズーリに突入した零戦」可知晃著 光人社 平成十五年刊

この「赤とんぼ」は手元にある第三竜虎隊と命名された七機です。
上飛曹 三村弘
一飛曹 庵 民男
一飛曹 佐原正二郎
一飛曹 近藤清忠
一飛曹 原  優
一飛曹 松田曻三
一飛曹 川平 誠

昭和二十年七月二十九日
「写真集特別攻撃隊」国書刊行会 昭和五十五年刊

キャラハンに救助された長谷川薫中尉はのちレンゴー株式会社名誉会長です。

<特攻機駆逐艦の左舷およそ6フィート(1.8m、つまり舷側に命中)の海の中 この赤トンボの特攻について米海軍サイトよりの引用として書かれている頁がございました。
に墜落、搭載爆弾が爆発、上部構造物を破壊し無線、電気系統に多大な損害を受けた。>
http://blogs.yahoo.co.jp/takeshihayate/33208337.html

私が調べた限りでは、一・八mの距離で墜落し、搭載爆弾が爆発したと書かれているのはこの米海軍サイトより資料を探され、引用されたこの方の頁が最初と思います。

あの引用先も参考文献も書かれずにホームページを作られている「ねずきち」さんこと小名木善行氏も
<それでもギリギリ、艦のわずか1.8メートル手前で、「赤とんぼ」を撃墜したのです。>
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1768.html
と書かれておりますが、でっ、どこからの引用でしょうかね。
まあ、天から降ってくるようなもので小さな事は関係ない事なのでしょうか?

参考文献および引用先
「戦艦ミズーリに突入した零戦」可知晃著 光人社 平成十五年刊
「写真集特別攻撃隊」国書刊行会 昭和五十五年刊
http://blogs.yahoo.co.jp/takeshihayate/33208337.html

カミさんの在留カード更新のため品川の入管へ。
窓口の女性がメチャ態度が悪かったらしい。

二名様来店。
Oさん来店。
Mさん来店。

ドンチャン。

一応記憶あり。
サルよりマシ。
柚湯
yuzuyu26.12.22