「ナチスの発明」と聖火リレー

「ナチスの発明」と聖火リレー
3月29日日曜日晴れ一時雨△
部屋の本棚には古本屋さんで随分前に買って積読でそのままになっている本も多い。
この「ナチスの発明」(武田智弘著 彩図社 平成十八年刊)もそんな本であったが、読み出すと知らないことが多く面白く読み終えるっことができた。
ロケット、ジェット機、ヘリコプターぐらいは知っていたが、テレビ公衆電話、リニアモーターカー、電子顕微鏡、アルミの実用化などは知らなかった。
そして、そういった最先端の工業技術よりも「ナチスが目指したユートピア」という章には、労働者でも買える大衆車・フォルクスワーゲン、労働者も長期バカンス、少子化問題克服のための補助金制度、癌撲滅運動、源泉徴収、供養者控除などの税金革命、合成着色料禁止などなど。あと、ゲーリングが実験動物が可哀想というので、動物実験禁止だそう。

個人的には、「平和の祭典」とかで開かれているオリンピックの聖火リレーを最初にやったのが、ナチスドイツのロンドンオリンピックだったそう。
初めてテレビ中継がされたオリンピックであり、ギリシャのオリンピアで採火し、各国を経由しトーチで開会式のメインスタジアムまで聖火を運ぶ「聖火リレー」の起源はロンドンロリンピックであったそう。
オリンピアで採火された聖火は、ブルガリア、ユーゴスラビア、ハンガリー、オーストリア、チェコスロバキアを三千人のリレーによりドイツに運ばれたそうである。
そして、戦後一千九百四十八年のロンドンオリンピックでも踏襲され、一千九百五十一年、IOCで正式にオリンピック憲章に加えられたそうである。
あれほどナチスを嫌っているのに、ええんか??????

あほらし。

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「ナチスの発明」(武田智弘著 彩図社 平成十八年刊)

日曜日だが、店を片付けながら営業。
Eさん来店。
いろいろとあったそうで、同病相憐れむつう感じでじゃあドンチャン。
Kさん来店。
ドンチャン。

記憶あり。
サルよりマシ。