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朝日新聞の伝統

文責はすべて、酒たまねぎや店主の木下隆義にございます


 

平成18年5月29日月曜日晴れのちくもり ○
 今日の若宮啓文朝日新聞論説主幹による「拝啓小泉首相殿 米国で靖国を語れますか」と題されたコラム「風考計」より
以下引用
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 さて、今度の訪米を前にハプニングがありましたね。首相が米議会で演説するのなら、8月15日に靖国神社を参拝しないと約束してほしい。下院のヘンリー・ハイド外交委員長が、そんな書簡を下院議長に送ったのです。なるほど議会演説とは名案ですが、これでは実現も無理でしょう。
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 ところが、です。首相は就任以来、頑固に靖国参拝も繰り返してきましたね。そのことが「民主主義の日本」のアピールではなく、「かつての軍国主義」を擁護する行為と映る。そこに首相の分かりにくさがあるのです。

 いや、そんな批判をするのは中国と韓国だけだと首相はおっしゃるが、それは政府の公式レベルのこと。アジアではシンガポールのゴー・チョクトン上級相が「日本の孤立」に警鐘を鳴らしていることで空気が分かります。ハイド議員の書簡は格別にせよ、米国でも眉をひそめる人が多いのをご存じありませんか。最近は知識人の発言も目につくではありませんか。
 靖国神社が首相の考える兵士の慰霊の場にとどまらず、過去のアジア侵略や太平洋戦争を正当化する思想的支柱となっているからにほかありません。参拝支持の人々からは東京裁判を否定する声もしきりに上がるだけに、外国が気にするのも当然でしょう。
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 アジアで日本と中国の力が拮抗(きっこう)する時代を迎えたのは、史上初めてだと語られます。4月に訪米した中国の胡錦涛(フー・チンタオ)主席に対し、ブッシュさんは中国を「ステークホルダー」(利益共有者)と呼びましたが、なお警戒すべき一党独裁国には違いない。日本には民主主義の国として、アジアで踏ん張ってほしいと願っているのでしょう。


 
そうそう、欧米のある駐日大使がこんな風に言っていました。
 「中国に問題があるのはもとより当然。日本は民主主義の仲間だからこそ気になるのです。日本を応援したいのに、靖国問題でどんどん応援しにくくなるのは困ったことだ」
 日米安保体制はいま民主主義という共通の価値観のもと、より濃密な軍事協力の段階に入るのだとか……これはこれで心配です。
 民主主義という大義の下で戦争に走りがちな米国と、いまだに過去をひきずりがちな日本と。それを許し合うのがブッシュ・コイズミの友情かと言われぬよう、最後の首脳会談でそれを語り合っていただければ幸いです。

引用終わり

 胡錦涛のことをわざわざ(フー・チンタオ)とカッコ付きで読み方を書くとこなんぞ、渋い、渋すぎます。流石は人民日報日本支社といわれる朝日新聞です。毛沢東も(マオ・ツォートン)と読み方を書くのでしょう。普通の日本人と違って赤い思想にどっぷりと浸かった若宮啓文朝日新聞論説主幹、過去に竹島を南朝鮮にやれと書いただけのことはあります。参考→
wakamiyanobaka-.html
 別に小泉首相が靖國神社参拝をしたからといって、大部分のアメリカ国民はどうも思わないでしょう。それを、ガチガチな反日主義者であるヘンリーハイドなどという議員の言う事をわざわざ全国紙のコラムに取り上げてアメリカの総意のように大騒ぎする。これは、たとえば土井たか子や辻元清美、河野洋平などというキチガイの言う事を外国紙のコラムが取り上げて、まるで日本の総意のように騒いでいるのと同じです。
 スパイの重大な役目のひとつである謀略戦を見事に展開されています。ゾルゲといっしょに大活躍した尾崎秀実 、田中慎次郎。彼らの血はニューヨーク特派員時代にアメリカと戦争になった事を喜び「日本の敗北だ」と乾杯した森恭三。その森を論説主幹にした広岡知男、そして、若宮啓文とりっぱに守られているようです。

たいしたもんだ

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