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洒落で蔵元さん紹介

十四代
 高木酒造山形県村山市大字富並1826
 代表者 高木尚  杜氏 高木顕統


 山形の酒といってちょっと前でしたら、初孫、くどき上手、そして出羽桜、などが思い浮かび、ちょっと知っている人で米鶴などの名前は出てきたでしょうが、高木酒造の朝日鷹という銘柄はまず出てこなかったと思います。それが今や山形というと一番有名になった感のある高木酒造ですが、杜氏として酒を仕込んでいるのは若き十五代目高木顕統専務です。もともと秘蔵十四代という白磁容器入りの古酒は出していましたが、全然知られていませんでした。その古酒は、わたしもあまり好きなタイプの酒ではありませんでした。現在十四代ブランドとして、小さなタンクで高木専務が仕込む酒は今凄い人気銘柄です。もともとは、ある写真家が高木専務が蔵に帰って一年目より杜氏になり仕込みにはいったところを、一年に渡りその姿を写したグラビアが評判になり注目され、あっという間に幻の酒の仲間入りを果たした蔵元さんです。山田錦、愛山、八反錦、美山錦、雄町など数多くの種類の酒造好適米にて仕込む事でも知られています。他の蔵元さんでもそうですが、お買得な酒がその年、年にあります。不味い酒ばかりでお買得、呑み得な酒がぜんぜん無い蔵元さんももちろんあります。この蔵元さんのお買得なお酒は、ここ数年は、なんといっても本醸造の本丸でしょう。一升瓶で2100円はお薦めです。下のクラスが美味しいという事にこの蔵元さんの未来を感じます。もっともっと、純米大吟醸も美味しくなってくれる事を願っています。先日ある居酒屋さんで、味の変わってしまっている美山錦の十四代純米吟醸生を、その名前だけで美味しい美味しいと飲んでいる人がいましたが、酒がかわいそうです。どんなに美味しい酒でも劣化した酒は、単なる駄酒です。その管理の悪い居酒屋の責任ですが、お客の方もいいかげんに頭で呑むのをやめて舌で楽しんでほしいものです。特に自称日本酒通の人たちがそうです。

余談ですが・・・・高木顕統専務が、社長になったら十五代という酒になるのかというと、これが違うんです。ならないそうです。どっかの目敏いのが、十五代という名前を商標登録しちゃっているらしいです。だから十四代は十四代のままなんです。それもいいかなと思います。でもねどこの人かわからないけど、15代を商標登録したアナタ、せこい感じがしますね。

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