今更ながらの人間のクズの集まり・日本社会党 現・社民党

10月31日月曜日晴れのち曇り◯
以下、手元にある本に書かれている荒木和博拓殖大学教授の文章

<七十年代と八十年代、日本社会党は文字通り北朝鮮の走狗だった。自民党よりはるかに安いコストで動く社会党は、北朝鮮にとっては極めて使いやすい存在だったのだろう。しかし、自民党との渡りがついた時、北朝鮮は社会党を捨てた。金丸・田辺訪朝団では金日成は妙香山に金丸氏だけ残して会談を行い、それを知らずに平壌に戻る列車に乗った田辺氏が怒り心頭に発してやけ酒をあおったというのは有名な話である。しかし、それでも社会党は北朝鮮を批判しなかった。
「踏みつけられても蹴られても、ついて行きます下駄の雪」
いざ政権が転がり込んでくるとなればそれまでの基本政策を一夜にして変えて自民党にすり寄ったこともそうだが、対北朝鮮政策でもこれほど日本社会党を端的に表した言葉はないだろう。社民党は今頃になってそのツケを支払わされているのである。>
別冊宝島Real 049号『北朝鮮利権の真相』宝島社平成十五年刊(”北朝鮮の走狗”日本社会党の恥辱まみれ党史)荒木和博 P一八一より

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同じ本で荒木先生は社会党のアホさ加減を優しく下記のようにも書いています。

<今からすでに四半世紀前、日本では消費税(当時は「一般消費税」と言っていた)導入が 話題になっていたころ、日本社会党は『ああ大増税』というパンフレットを出版した。
増税反対の漫画なのだが、その中に「世界ではじめての無税の国」という部分があり、 金日成が税金を海に捨てているイラストが描かれている。その説明は次のようなものである。
「一九七四年四月一日から、朝鮮民主主義人民共和国は世界史上初めてという税金全廃の国となった。
同年三月二十一日キム・イルソン主席の名のもとに”古い社会の遺物である税金制度をなくす”
法令を公布し、税金制度を完全に廃止して世界中を驚かせた。はたして朝鮮民主主義人民共和国は いかにして無税革命という現代の”奇跡”を成し遂げたのであろうか」
筆者はこの本が出た当時どこかで手にした記憶があり、金日成の
イラストがなぜか強く印象に残っている。当時は朝鮮問題の研究者というわけではなかったが、
「税金をなくしてどこから国の予算を取るのだろう」という素朴な疑問を感じたものだ。
その後これをどこかで手に入れたいと思っていたのだが、今回『別冊宝島』編集部が調べてくれた。

ところで、北朝鮮では昨年七月一日に「経済改革」をやった。配給を廃止し、給料の額面を十倍程度(職種などによって差がある)に引き上げるというものだ。
それについて、今も日本社会党が健在だったらこんなパンフレットを作ったのではないか。
絵は金正日が給料を十倍に引き上げているイラストで、説明文は次のようなものだろう。
「二〇〇二年七月一日、朝鮮民主主義人民共和国は世界史上初めていきなり人民の給与を十倍にした国となり、世界中を驚かせた。はたして朝鮮民主主義人民共和国はいかにして 給与十倍という現代の”奇跡”を成し遂げたのであろうか」
給与の額面が引き上げられた裏には公定価格のそれ以上の引き上げがあるのは子どもでも わかるはずだが(実際この措置によってもともと破綻状態の北朝鮮経済は行き着くところまで 行ってしまったといわれている)、日本社会党が健在ならそんなことにはいっさい触れないだろう。
PN2016022801001730_-_-_CI0003_jpg今から考えればお笑いのネタにこと欠かないこの種の社会党の北朝鮮に対する阿諛追従は探し出せばきりがないが、もう一つだけ引用しておこう。平成七(九十五)年四月三日付の『英文日経』に掲載された渡辺嘉蔵社会党総務局長(当時)の論文である。ちなみに『英文日経』の企画は日朝交渉に関する賛否両方の意見を載せたもので、反対の立場の論文は佐藤勝巳現代コリア研究所長(当時・救う会全国協議会会長)>が書いている。
渡辺氏の論文を抜粋(記事は英語)すると次のようなものである。
「IAEA(国際原子力機関)で制裁が可決された後、私は社会党代表団の団長としてピョンヤンには核兵器を持つ意思も技術も資金もない』という言葉の意味が正当に理解されていないと語った。ある政府当局者は北朝鮮がNPT(核不拡散条約)から脱退を延期しIAEAの核査察が続けられることを了解したと語った」
「日本はかって侵略した北朝鮮に対し国交正常化を行う義務がある」
「北朝鮮の批判に関して、私はある国の政府を独裁だと決めつけるのは正しいとも適当だとも思わない。私たちは他国の人々によって選択された政治体制に対して一方的な非難をすることは避けるべきである」
「私の知る限りでは、人権侵害は一部の批評家が言うほど酷いものではない。私たちは他国を評価するときは注意深くしなければならない。それぞれの国にはそれぞれの歴史と、国の個性と、政治体制があるのだから」
論評するまでもないが、日本社会党が特に七十年代、当時の朴 正煕政権を軍事独裁政権として口を極めて非難した時の姿勢は、およそ「他国を評価するときは注意深く」といったものではなかった。政府を批判する野党が存在し、反体制活動家がそれなりに発言できた韓国と、今の北朝鮮を比べてどちらがより「軍事独裁」なのか、わからなかったのならおよそ国会議員をしている資格はないし、わかりながらそう言っていたのなら北朝鮮の国会議員にでもしてもらった方がよかろう>
P一七一〜一七二

渡辺嘉蔵はこの発言のすぐ後に第一次橋本龍太郎内閣(平成八年一月十一日-平成八年十一月七日の内閣官房副長官を務めています。

アホらし

酒は飲まず
猿でもエビでもない