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「アダルトショップ」主催イベントで講演した「辻元清美センセイ」

 

以下引用
 みごと捲土重来を果たし、再び赤絨毯を踏んで早や2週間・・・。辻元清美代議士(45)の選んだ「初仕事」のテーマは護憲でも郵政でもなく、りっしんべんの方の「セイジ」だった。
アダルトショップ主催の女性イベントで講演した彼女は、フェミニストの熱気に当てられて、御推奨する「大人のオモチャ」に直筆でサイン。オークションに掛けたのだという。
「じゃあ、オークションを開始しまーす。5000円からでーすー」
と、声を張り上げた女性司会者に、
「5500円!」
と、たちまち女性客の一人が応じたのが初値。
 女性司会者が、
「もともと、これは定価6000円の商品なんですよ!」
 と、断りをいれると、即座に
「6000円!」
「6500円!」
「7000円!」
と、値がグングン、つり上がって行く。
 10月1日午後8時30分ー。
 渋谷のライブハウスで行われていた女性限定のイベント「女祭」の一幕である。 休憩時間のオークションに出品されたのは、鮮やかなパープルの色合いをした巨大なバイブレーターだった・・・・・。
 しかもこのイベントのメインゲスト、辻元清美代議士が油性マジックで書いた「直筆サイン入り」という大変な希少価値を持つ素晴らしい一品だったのだ。
 結局、20代から50代と思しき女性まで3〜4人が競り合い、
「7500円でいいですかー」
 という司会者の声にすかさず、
「8000円」
 との応札がり、「辻元清美サイン入り」バイブは、定価プラス2000円で落札されたのである。
 むろんこれは日本に1本しかない超レア物だ。普通の政治家なら品性や教養が邪魔して、なかなかサインできないことを鑑みれば、世界的にも珍しい宝物と言えなくもない。
 それがわずか2000円程度のプレミアでは残念なことこの上ないのだが、それはともかく、彼女は何を考えて、色紙や自身の出版物ではなく、バイブレーターにサインして、競りにかけたのか。
 その経緯をご説明するためには、この「女祭」というイベントについて少々触れなければならない。
 午後6時ー。
 入場料6000円の「女祭」には100人ほどの客が詰め掛けていた。
 主催者は南青山にある女性専用のセックスグッズ店「ラブピースクラブ」で、そのオーナーはフェミニズム運動の世界では名の知れた北原みのり氏(34)である。
 辻元代議士以外のゲストも笹野貞子・元参議院議員の娘でレズビアンを告白した歌手、笹野満ちる氏(37)や、70年代にデビューしたものの「レイプフィーリング」という極で放送禁止処分をうけたブルース歌手の小林万里子氏(51)・・・・・。いずれも筋金入りの「女権拡張運動家」といって差し支えあるまい。 
 バイト先の先輩に強引に誘われて「女祭」を訪れた女子大生がいう。
 「20代、30代の女性が半分ぐらいでしたけど、化粧ッ気のないすっぴんの方がほとんど。 髪が短くて、メガネをかけてた小太りの人が多かったかな。ネルシャツをズボンの中にしまって、靴はニューバランスのスニーカーというファッションが主流でした」
 秋葉原で見かける「アキバ系カジュアル」の女性版ということらしい。
 
 女子大生が続ける。
 「すごく驚いたのは、トークショーやライブの盛り上がり方は普通じゃないんです。ゲストの人が女性が男性に虐げられている≠ニいう主旨の発言をすると、 そうだー≠ニかふざけるなー≠ニか会場のあちこちから一斉に叫ぶ声と拍手が聞こえてきて・・・・強烈な連帯感と仲間意識が伝わってきました・・・・」

 特に小林万里子氏が、「女は便所 男の便所」という歌詞の「便所ブルース」を歌ったときや、笹野みちる氏が「性差別」の歌を熱唱したときには、会場全体が異様な熱気に包まれたという。
 興行的には大成功を収めたイベントだったわけだが、この席で、辻元代議士はどんな話をしたのか、といえば、一時間以上も関西弁で話し続けたそうだ。
「週刊新潮来てへんやろな」
 と前置きした上で、
「小泉さんってマッチョやで。単なるマッチョ男」
「私の政策の柱はピースでフェアでフェミ」
「私の事件、メディアによる2次被害、3次被害みたいなのを今もやられてるからね」
「国会議員って言うのは、国民の生命と財産を守るといわれてるけど、私はそんなつもりでなってへん。
私は国家の枠をいかに崩壊させるかっていう役割の国会議員や」 ・・・・・
 今でも、三年前の春、本誌の記事が秘書給与詐取事件の発火点になったことがトラウマのご様子。だが、さすがに聴衆の心を掴むのは上手で、万雷の拍手を浴びたの だ。
 実際、聞いていた30代の参加者は、
「感動したー。ほんとに良かった。だってムカツクのはさ、男社会だよね。偏見だよね。ほんとムカつくよー、男は・・・・。 私たちは性のオモチャじゃないんだから・・・。辻元さんにはほんとっ、総理になってもらいたいよっ」
 しかしながら辻元代議士は、本来、この会場の聴衆ほどには「男性嫌い」というわけでは全くない。
 場合によっては、妻子ある辣腕弁護士と手をつないでラブラブデートをしていたことは、2年前にグラビアページで報じた通りである。
 幸い今回の聴衆はその件をすっかりお忘れだったようで、20年ほど前に流行ったラディカルな雰囲気の中、 辻元代議士は、会場で展示販売されていたセックスグッズの中から、自分の推奨するバイブレーターを選び、楽屋でサインしたのである。
 この件について、翌日、別のイベント会場にいた辻元代議士に伺うと、本紙記者の名刺を目にした瞬間、顔面が蒼白になり
「こっ、こっ、国会の事務所を通してください」
 の一言だけだった。
 ちなみに、「天空のように澄み切った透明度の高いスカイブルーの政党である」
 という素晴らしく爽やかな前文から始まる社民党の党則には、「党員たる品位を汚す行為を行った場合」は処分の対象になることが明記されている。 バイブレーターにサインして喜ぶ代議士を見て、引退した土井たか子前党首はどんな心境だろうか。
引用終わり
週刊新潮 平成17年10月13日号 p30〜31


辻元清美

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