富田メモに関する記事

7月27日木曜日晴れ ×
 
当然ながら、今日、発売の週刊新潮と文春にあの富田メモに関する記事があった。
文春で気になったのが、日経「天皇メモ」に他紙の歯ぎしりと題された「不信新聞」というコラム。ここで、(翼)というペンネームの御仁は下記のように書く。
「この天皇の直話は、当時の背景を調べると、きわめて信憑性が高い。ニセ物と説く論者もいるが、それはあたっていないと思われる。
 この日経のスクープは、富田メモをどのようなルートで、どういう形で入手したのか定かではないにしても、記者たちの日ごろの努力が実ったことは容易に想像できる。二十日の紙面が全体に抑制がきいているのは経済紙のゆえかもしれないが、しかしこの富田メモの解説記事も適切な表現でまとめている。時間をかけて検証したのだろう」
 週刊文春平成十八年八月三日号p五四

 この富田メモについての信憑性についてはいろいろな方が指摘されていますが、このコラムの筆者は、「きわめて信憑性が高い。ニセ物と説く論者もいるが、それはあたっていないと思われる」と書きながら、その理由を明らかにしていません。

 週刊新潮において、櫻井よしこ氏はまずその富田メモについての多くの疑問を示し、何よりもその背景について「公私の別も、守るべき情報の選別も考えずに公開された。政治的動機を疑われても弁明はできないだろう」と指摘し、つづいて過去に先帝陛下を政治利用してきた失敗として九二年の支那への御訪問をあげています。その御訪問を諸手をあげて賛成し、未来永劫、支那との関係は安定すると説いた連中は、今回も、富田メモにていわゆるA級戦犯とされた先人の腐濳を主張していることを書き、櫻井氏は下記のように結んでいます。
「富田メモによって、天皇の権威や人柄は究極的uネめられかねない。そのような事態をさけるために、わたしたちは昭和天皇が八七年の生涯を通じて、非常に大きな辛い犠牲を経ても守り通そうとした立憲君主としての身の処し方、その精神を想起し、賢く対処しなければならない。それは片言隻句の文言によって判断するのではなく、天皇が国民の前に示した事実に基づいて判断することだ。特定の人物に疎まれているとしても、それを以て、天皇がA級戦犯合祀の靖国神社に不快感をもつのは道理に合わないことを正面から受けとめるのだ。結論は明らかだ。首相は今年、靖国神社にきちんと参拝すべきである。他のいかなる道も、天皇の政治利用と中国への故なき屈服につながることを忘れてはならない」
参考および引用 週刊新潮成十八年八月三日号 p146〜149

 同じ週刊新潮で、福田和也氏が富田メモに多くの疑問を示しながら、先帝陛下が十一歳で皇太子になられると、弟たちからひき離されて、東宮御所で東郷平八郎以下の御用掛とともに暮らし、姿勢がよくない、というので特別に作らせた矯正具のような椅子に座らされたこともあるような日々をおくり、乃木希典(イッパツで変換できない)の影響下、きわめて禁欲的で、着る物は何度も繕ったものをお召しになっていたこと。戦中戦後、配給以外のものはお召しあがりにならないので、御膳をあずかるスタッフたちが困惑したこと。「御文庫」と呼ばれた防空壕(結露、雨漏りがひどかった)に、東京オリンピックまで住まわれた。歴代の首相が、御所に移られるようお勧めしても、国民が住む家もないのに、と防空壕で暮らし続けられたことなどとともに、二・二六事件の時のお怒りなどについても書いています。そして、「先帝陛下の御心が、松岡、白鳥、あるいはその他の戦犯らの合祀により、靖国に参拝しないことであるとすれば、私たちはどうすべきでしょう」として、「国民はもちろんのこと、首相がおもむくことに何の支障もない。というより参拝する義務を軽減するものではありません。国軍の総帥者である総理大臣には靖国神社に詣でる義務があるのです」と書いています。参考および引用 週刊新潮成十八年八月三日号 p142〜145


 富田メモについて疑問を呈しながら、天皇の政治利用の危うさを説く櫻井よしこ氏に比べて、最近、その迷走ぶりに拍車がかかってきた小沢一郎議員などは、櫻井氏の爪の垢でも煎じて飲まれることをお勧めする。(櫻井氏はいやがるだろうが)

わかっている事は

平成18年7月21日金曜日くもり一時雨 ×
 真偽はわからないが、今日の新聞はどこも先帝陛下のお言葉として、「A級戦犯靖国合祀に不快感」という富田元宮内庁長官のメモの事を報道している。
 この事によりすっ飛んだ第一面掲載記事があったのは確かです。
http://www.sankei.co.jp/news/060720/morning/20iti001.htm
以下引用
日経社員インサイダー 4日間で利益500万円 東京地検、近く強制捜査
 日本経済新聞社(東京都千代田区)の広告局社員によるインサイダー取引疑惑で、この社員が不正に行ったとされる複数銘柄の株式売買のうち1銘柄では、わずか4日間で約500万円の利益を得ていたことが19日、関係者の話で分かった。社員が不正売買をした際、広告局の共用パソコンを勝手に閲覧し、同紙に掲載予定の未公表の企業公告情報を事前入手して悪用していたことも判明した。東京地検特捜部は、この社員に対して、近く証券取引法違反(インサイダー取引)容疑で強制捜査に踏み切る方針を固めたもようだ。
 関係者によると、30歳代前半の男性社員は、東証1部上場の情報処理サービス会社(東京都江東区)が同紙に掲載を申し込んだ株式分割の法定公告情報を掲載前に得た上で、今年1月30日に同社株を購入した。同社は2月1日、株式分割の法定公告を日経新聞紙上で発表した。
 その直後から同社の株価は急騰し、社員は翌2日に株式を売却した。購入からわずか4日間で約500万円の利益をあげたという。
 同社株価の1月30日の終値は2555円、翌月2日の終値は2850円で295円値上がりしていた。
 社員は、ほかにも複数の銘柄で掲載前の法定公告情報を入手し、昨年夏から今年2月にかけ、これら銘柄の株式を購入。掲載後に株価が値上がりしたことを確認して売り抜けていた疑いが持たれている。こうして得た不正利益は数千万円に上るとされる。
 略)
引用終わり
平成18(2006)年7月20日[木] 産経新聞

 まったく、いいタイミングですこと。まあ、別の意味では日経さんたいへんでしょうけど・・・・

裏表紙