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週刊ポストの記事にみる歴史観

文責はすべて、酒たまねぎや店主の木下隆義にございます


 

平成20年9月22日月曜日雨のちくもり○
 週刊ポスト(平成二〇年一〇月三日号)において、「麻生太郎の『部落差別発言』『強制労働』という問われる過去」という記事が掲載されていました。部落差別については野中広務氏と麻生氏の事が書かれていて、朝鮮人強制連行については、林えいだい氏のコメントが他の方のコメントとともに掲載されている。
 林えいだい氏については、別の機会に、手元にある林氏の著書よりの引用などをもとにして、問題点などを指摘したく思います。
 今回のこの記事において、ライターか小学館社員かわかりませんが、下記のように書いています。
<ご承知のように日本国内では、強制連行の有無については専門家の間でも議論が分かれるところだが、韓国メディアでは、麻生氏の首相就任が有力になると、麻生家の炭坑経営を問題視する報道が増えている。
 略)
 無論、幼かった麻生氏に責任があるというつもりはない。ただこの事が、日韓、日朝関係に新たな火種になる可能性があるわけで、ましてや首相となるのであれば、国益のために歴史認識を披瀝し理解を求める姿勢が必要となるはずだ。
 しかし、麻生氏は「創氏改名は朝鮮の人たちが『苗字をくれ』といった」「ハングル文字は日本人が教えた」といった相手国民の感情を逆なでする発言で批判を浴びる一方、麻生炭坑の強制労働問題について本誌が問うと、「日韓基本条約などで、法的な決着はついており、私的決済は必要ないことで合意を結んでいる」(麻生事務所)と、建前論に終始している。
 麻生事務所はこうも話した。
「ご指摘の件が起きた時、麻生は主体的に知る立場にありませんでした。その後、会社の経営を引き継いだとしても、どこまで責任を負うべきか簡単に答えが出せる問題ではありません」
 簡単に答えが出せる問題ではないからこそ、こじれたときの災いの根は深くなる。そこから逃げているかぎり、麻生氏の「過去」と「宰相の器」とが、問われているのである。>
「週刊ポスト」(平成二〇年一〇月三日号)p二九

  このポストの記者は、<「議員の資格なし」の声も>、<社史に残る「強制ですよ」>と小見出しを書き、<「創氏改名は朝鮮の人たちが『苗字をくれ』といった」「ハングル文字は日本人が教えた」といった相手国民の感情を逆なでする発言で批判を浴びる>と記事内容を書いているが、麻生氏の発言内容が事実ではないとでもいうのだろうか。朝鮮人がいやがる事は真実でも言ってはいけないと言いたいのだろうか。
 創氏改名については
創氏改名の誤解
創氏改名とは
朴一の著書に見る創氏改名
ハングルについては
ハングルは日本が普及させた
どこに麻生氏の発言に誤りがあるのであろうか。

まるで、先日引退を表明した売国奴の河野洋平氏のように、嘘でも何でも支那、朝鮮の言うままになっているのが、よい政治家だとでも言いたげである。

 麻生総理実現を阻止するために一生懸命前回も動いた野中氏ですが、今回の記事にも掲載されている麻生氏の発言に対しても下記のような記述が手元の雑誌に掲載されています。
<神田(全国紙政治部記者=仮名)かつて自民党総務会で、野中広務が、「創氏改名は朝鮮人が望んだ」と発言した麻生太郎を吊るし上げたことがある。でも当時はまだ奥野誠亮がいて、
「野中くん、きみは若いから知らないかもしれないが、麻生君が言うことは100%正解だよ。朝鮮名のままだと商売がやりにくかった。そういう訴えが多かったので、創氏改名に踏み切った。判子をついたのは内務官僚、この私なんだ」と言ったら、野中はそこで中座して出ていってしまった。
横で聞いていた野呂田芳成が、「いや、奥野先生、今日はホントにいい話を聞かせていただきました」と。奥野のような本当の保守政治家がいなくなったことが残念でならないね。
 大門(月刊誌編集者=仮名)自民党の実力者にのし上がった野中の歴史観は旧社会党と変わらない。
 神田 そうですね。野中は京都の蜷川虎造府政を潰した経験が原体験になっていて、そのとき野中は共産党を潰すために、闇社会から極左集団、朝鮮総連を含めた大連合軍をつくったと言われている。
 だから自社連立は、野中にとっては至極当たり前で、原体験にしたがった動きだったと思います。しかも、思想は左翼だけれど、手法としては、目的のためにあらゆる勢力と連立を組む柔軟性がある。>
「別冊正論Extra.01」 「永田町に巣くう媚中政治家たちの呆れた言動」〈覆面座談会〉全国紙政治部記者・月刊誌編集者・週刊誌記者 より P一六五〜一六六


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