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総評論家時代

平成17年9月23日金曜日くもり ○ S
 現在はグルメ、総評論家の時代などという人もいます。現実にネット上ではその匿名性のために自分の書いた事になんら責任のない文字どおりり無責任な輩が無責任な事を書きちらかしています。
 先日、当店のお客さまよりメールでレストランガイドでの
当店の評価でおもしろいのがあるとお知らせいただきました。
そのお知らせいただいた評価とは
以下引用
住宅街の中にある分かりにくい場所であった。中に入ると、安酒場のカウンターと言う感じであった。
肴は刺身の盛り合わせと、マグロのカマ焼にした。なかなかの味であった。しかし、それだけで、あとは酒を飲むばかり。確かに酒は種類も多く、珍しい酒も飲ませてもらった。しかし、小さな3勺ほどしか入らないグラスに1杯で、他店の1合の価格であった。ちと、コストパフォーマンスが・・・。
この日は、我々二人だけ。難点は、場所とCPか。

引用終わり
 料理の味、店の雰囲気、サービスなどはその方の主観でしょうから何を書いてもいいと思います。しかし、コストパフォーマンスとはそういったものでしょうか。
 当店のようなヒマな店の場合はこれだけ日にちが経っていても、この評価を書かれたそのお客さまを思い出す事ができます。
当店の
4月4日の日記で書いた女性とお二人で御来店いただいた藤岡と名乗る御仁ということはすぐにわかります。その日の伝票を引っぱりだして見ますと、この藤岡という方は二名様でビール小瓶二本(1本400円)、蘭奢待、磯自慢などをを5杯、九平次の別誂を1杯召し上がっていただき、刺身盛りとカマ焼きをお出しして15400円を頂戴いたしました。藤岡氏はその酒が他店で飲める一合の価格であったという。それもこの御仁は当店の4・5勺弱(80mm)で出させていただいている量を3勺(54mm)換算してでである。つまり正一合では3・3倍、よくある8勺の銚子では2・7倍となる。他店では、定価一升8000円程度の蘭奢待、磯自慢大吟醸が一合950円、九平次の別誂を850円で飲めるといっているのである。そりゃあ換算して、当店と同じ酒を当店より安い価格で出しているお店はいくらでもあるでしょう。しかし、いくらなんでもこの藤岡という御仁が書くような価格で出して商売をやっている飲み屋さんがそんなに多くあるのであろうか。他店の1合の価格」と比べて書いている限りは、少なくともこの藤岡という御仁はそのような店の方が数が多くなければおかしいわけです。
 それでなければ、
単なるアホとしか言い様のないおひとなわけです。
先に書きましたように料理の味とかサービスとか雰囲気などはその方の主観でしょう。御自分の感じたままに書けばいいものでしょう。しかし、少なくともコストパフォーマンスと御自分でこのような所に書く限りは、きっと、この藤原氏はその品物の原価ぐらいは承知していて自分なりにコストパフォーマンスがいいい悪いを判断しているのだと思います。ましてや、流通経路などいろいろな要因などにより価格が大きく違う肉、魚、その他の食材などと違い、流通価格というか店頭価格が分かり易い酒に関して自分が飲んだ酒の価格も知らずに提供価格が高い、安いという絶対値だけでコストパフォーマンスを判断することはまさかないと思うのです。
まさかね。
 もしそうだとすると、うちで仕入れ価格に対して一番掛け率の高い十四代本丸一杯350円を飲んで、この御仁にとってはその方がコストパフォーマンスがいいとなるのでしょうか。
レストランガイドの藤岡氏(03ー3516ー2×63)の
プロフィールには「レストラン評論歴30年。C級グルメ.」と書いてあるのだが、
「レストラン評論歴30年」というみごとなプロフィールは笑い所、突っ込み所として書いてあるのでしょうか。

酒の原価も知らずにコストパフォーマンスを語る大バカヤロウというところでしょうか。

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