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偽物(モンテローザ)

平成17年1月15日土曜日雨  ×
 シナの大手二輪車メーカー、重慶力帆実業集団有限公司(重慶市)が、「HONDA」に酷似した「HONGDA」のロゴをつけた二輪車を製造・販売するのは商標権侵害に当たるとして、ホンダがロゴの使用差し止めと、損害賠償を求めていた裁判で、北京市第2中級人民法院はホンダの訴えをほぼ全面的に認める判決を下したというニュースがありました。

 今回は「HONGDA」がホンダの商標権を侵害していると認め、重慶力帆にロゴ使用の差し止めを命じるとともに、約147万元(約1850万円)の損害賠償の支払いを命じた判決ですが、ホンダはかって違法商品を製造していた新大州というシナの会社と天津本田を合併させ二輪の製造販売の新会社を2000年12月に設立することで、違法コピー商品の模造、販売に歯止めをかけたことがありました。こういったやり方だけではこの国のコピーを押さえる事はできないのでしょう。

シナは2001年に世界貿易機関WTOに加盟しましたが、まだまだデザイン、商標権などの知的財産権侵害の問題が多いようです。
我が国もかっては物まね大国といわれていましたが、独自の工夫、改良により技術立国としての地位を築きました。
 そんな我が国においても昨年末に「居酒屋看板“紛争”和解」という興味深い記事がありました。
以下引用
 
赤地に白の看板で営業する居酒屋「魚民」「笑笑」を展開するモンテローザ(東京)が、「和民」を経営するワタミフードサービス(同)から「似た店名や看板をわざと使っている」などと中傷されたとして三千万円の損害賠償などを求めた訴訟は十七日、東京地裁(高部真規子裁判長)で和解が成立した。和解は、モ社が展開する店舗の商標や看板の使用をワタミがすべて認めることや、モ社が損害賠償請求を取り下げること、双方が今後、お互いを皮芬(ひぼう)中傷しないことなどが条件。
 訴状などによると、ワタミは平成十一年から「魚民」の商標や、赤地に白文字の看板の使用中止を求める警告書をモ社に送付したり、雑誌の取材に対し、モ社が意図的に店を「和民」に似せているという趣旨の発言をするなどした。
 モンテローザは「同業者同士の争いはお客さま第一主義の精神に反するため、早期解決を優先させた」、ワタミフードサービスの中川直洋社長室長は「今後は看板にこだわらず、オリジナル性を追求していく」とそれぞれコメントしている。

(産経新聞) - 12月18日5時8分更新
引用終わり
 これだけではわかりづらいのですが、「同業者同士の争いはお客さま第一主義の精神に反するため、早期解決を優先させた」といっているモンテローザは、以前に「つぼ八」を経営していたのですが、本部にロイヤリティを払うのが嫌になったのかどうかは知りませんが、「つぼ八」ならぬ「八つぼ」という店名に変えて営業して、「つぼ八」から訴えられて敗訴しています。あと「月の宴」(モンテローザ)が「月の雫」(三光マーケティングフーズ)を真似したとして訴えられた事もあるようです。

 当初「つぼ八グループ」に入ったものの、のちにフランチャイズ契約を解除し居酒屋「つぼ八」から名前を変えて「和民」を開店し、93年には看板変更終了したワタミフードサービスとは大きく違います。
今回の裁判は、モンテローザのごね得と思うのは私だけでしょうか? 

 自分の店をオープンする時は、他所にない名前で独自色を出した店をオープンしたいと思うのが普通だろうが、この会社の経営者は違うようです。
ちなみに下記がモンテローザと他社の比較ですが、偶然ってコワイデスネ。

他社 

モンテローザ

つぼ八

 八つぼ(裁判にて敗訴)

白札屋

白木屋

和民

魚民

青竜門

神竜門

モンスーンカフェ

ゴルトンカフェ(開店時はタイフーンカフェ)

バーミヤン

めでたや(開店時はバイミーヤ)

月の雫

月の宴(係争中?)

暖中

暖暖

 

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