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久々にバクロもの

文責はすべて、酒たまねぎや店主の木下隆義にございます


4月30日火曜日雨 ×
 随分前ですが、「酒の等級廃止について」という座談会に出た事があります。出席者は、九州の蔵元さんM氏、中部の蔵元さんY氏、埼玉の神亀さん、東京の酒屋さんH氏、大阪の酒屋さんY氏、東北の酒屋さんN氏、司会進行は「夏○の酒」の作者であるOさんでした。
 いろいろ話が進んで、そのうち埼玉の神亀さんの独演会状態になり
「いい酒を造る為に、先祖からの土地とかを随分手放したから、今でもあそこの土地もうちの土地だった、そこもそうだったと思うけれども、いい酒ができればそれでいいじゃないかと思うんです」
とかっこいいことをいって、そのうちに
「出羽桜とか磯自慢とか飲んで電車とか乗っている奴は、臭いからにおいですぐわかる」とか宣いました。
 おいおいそんな事はないだろう、そこまでウソいうかとだれもが思いました。
こんな口先男の蔵元を日本酒業界の最期の切り札などといっている人がいるとは信じられません。
 座談会終了後、早稲田にあった酒たまねぎやにY蔵元とH酒店、Y酒店の皆様がきてくださり、その話題で持ちきりでした。
「よくYさん切れなかったですね」
「ぬしこそ、よく殴らなかったな」
「いえいえ、専務こそよく灰皿投げなかったですね」
「たまねぎやもおとなじゃん」
「いえいえ、専務こそおとなじゃん」
 その時以来、しばらく仲間内ではやった言葉は「おとなじゃん」でした。 

結局この座談会は出版社が倒産した為に記事にはなりませんでした、

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