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トラのおっぽ  

2月16日金曜日
 いま出ているAMUSEアミューズと雑誌にニッポン最新地酒情報という特集をやっているが、生酒がいいが、火がはいるとだめになるとか純米がいいとかのやっぱしというふうな店の紹介記事が多くあります。当店もおつき合いさせていただいている蔵元さんの酒で、この年のこの酒はできがひどいと思い煮酒につかった一万円の酒をお薦めとしている店もありました。そして例によって利き酒師の連中の店をとりあげている。だいたい利き酒師とかいう連中を酒のプロなどという紹介する事自体がおおきな誤りです。あの人たちは自分達が、資格商法にはまった被害者という事を気がつかないで自分が酒のプロと勘違いしているだけのそれはそれは哀れな人たちなのです。おそらくこの記事をかいているライターさんも利き酒師さんか、もしくはその影響を受けまくっている人だろうと思います。
チャート式 戦後地酒ブーム変遷史というのも書いてありましたが、どこで誰に聞いたのか、その人間とまとめた人間の酒の知識の程度がわかるまあこれもひどい出来で、十四代の登場の後に吟醸では先輩にあたり能登杜氏の品評会などで首席もとっている有名な開運さんとか、ひどくまずい純米だけを造っているだけの蔵である神亀さんなどを一緒のジャンルに載っけたりしていますが、ジャンルも順番も何もあったもんじゃ無い表です。その前のページにもいまはやりの十四代も多くのページをさいて紹介している。十四代の本丸などは確かに良い酒と思いますが、十四代はやっぱりすごいと言う様なこんなとりあげ方ばかりだとどうかと思う。 
 私もおつき合いさせていただいている名古屋の蔵元さんのブランド
である『醸し人九平次』の紹介の個所では何と驚く事に『義侠』の名で知られた老舗蔵元の十五代目・久野九平次さんが、新しくつくったブランドなどとたわけた事を説明で書いてあるアホなライターの記事を読んできっと蔵元の九平次さんはマッサオになっていることでしょう。しかし、よりによって一番踏んじゃいけないモノをわざわざ選んで踏むかな。何万匹ものニャンコの尻尾のなかからわざわざたった一匹しかいないシベリアタイガーの尻尾を選んで、それも思いッきし踏んずけたみたいなもんだからやっぱアホライターは恐いです。
早速義侠の山田社長に『義侠やめちゃったんですか?』とわざとらしい電話をしてやろう!!楽しみ、楽しみ。

今日のサバは最高でした。

Y岡さん来店。O島さん来店。Nちゃん来店。その後いそいそとわんチャンの店に行く。一台さん来店。バンブーさん来店。バンブーさんのみやげの『PINGUS』1997を一台さんと3人で飲む。旨かった。ごちそうさまでした。

ニャンコの尾っぽ
2月19日月曜日
 今日は美丈夫のはまちゃん、醴泉のやまちゃんそして当然義侠さんに電話。やっぱ先週のあのAMUSEアミューズの、シベリアタイガーの尾っぽを踏んずけたアホな記事の事で、今日は蔵元さんたちと酒も飲んで無いのに電話で盛り上がりまくりました。蔵元さんたちとも話していたのですが、あのアホライターはわざわざ選んであの組み合わせのあの間違いをやったのなら偉いということでした。親分の義侠さんと一番年の若い蔵元さんのひとりである九平次さんのキャラをわかってやっているのなら、一番身内受けのする組み合わせです。そして現実に受けまくりました。吉本より受けました。マジでっせ!!今度あのライターさんを呼んで義侠さんなど蔵元を集めて、シャレでみんなで飲み会をやろうという話まででました。いや〜おもしろいです。まあ、あのライターさんは呼んでもびびって来ないでしょうけど、本当に来たらきっとイイ記事が書けると思いますよ。 

一台さん来店。東一の斗瓶のにごり酒、松の司の純米吟醸(楽)など新酒も随分と出てきて楽しい季節です。もうすぐ私が大好きな発泡酒である美丈夫舞のうすにごりも届くと思います。杜氏さんが変わった今年の義侠はもちろん、昨年もすばらしかった磯自慢、初亀、そして来月出荷される醴泉純米大吟の生などいろいろな新酒が楽しみです。

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