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日本刀

平成18年3月9日木曜日晴れ
 「俳優木村一八を銃刀法違反で逮捕」というニュースがありました。
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-060308-0009.html
 「銃刀法違反」で逮捕となっていたので、てっきり拳銃でも部屋に隠し持っていたのかと思ってニュースを読んでみると、「刀剣所持の許可がないのに、東京都渋谷区道玄坂2丁目の路上に駐車中の車のトランク内に、刃渡り約63センチの日本刀を所持していた疑い」

日本刀の所持で逮捕・・・・・・アホすぎる

 銃はライフルから空気銃に至まで所持免許が必要で、保管についてもことの外厳しいです。でも日本刀は誰でも所持できます。免許も警察の許可も要りません。そのかわりに、日本刀には必ず「登録証」が付いています。(旧家の蔵などから見つかったなどという登録証がついていない日本刀は所轄の警察署に申請してつける必要がある)これは刀に付くもので、その時の所持人に発行されるのではありませんので、登録証にその時の所有者の名前の記載はありません。これが付いていない日本刀を所持していると、不法所持となるわけです。
ただし、刀を購入した場合とか譲り受けた場合は、今現在この刀を誰が持っているのかを届け出る必要があり、どういうわけか、所轄が教育委員会になっていて、その「登録証」に記載の県などの教育委員会にハガキ一枚、投函するだけです。これだけで、日本刀を所持できるのです。

 木村十八はこんなつまらないことで捕まったのです。

 私も日本刀を持っていますが、登録証は当然購入した時から付いていますし、所有者の変更も済ませています。鍛冶。研ぎ師、そして、柄、鞘、鍔、目貫き、縁頭、はばきなど多くの職人さんの手によってなる日本刀は武器であると同時に我が国の文化の一つだと思います。刀剣美術館や靖国神社などに展示されている日本刀の美しさはいつまで見ていても飽きません。日本刀は私が持っている新刀といわれるものでも桃山から江戸中期<慶長(一五九六)から享和(一八〇三)>だそうで、四〇〇〜二〇〇年も経っているのです。ちなみに、その後は新新刀、そして明治以降に作られた日本刀になって現代刀と呼び方が変わります。大東亜戦争に負けて多くの名刀が流出したそうですが、いい状態で保存しておいてほしいものです。ただ、日本刀の研ぎは包丁などと違い素人には手も足もでませんので、専門の研ぎ師さんに頼まなければいけないけど・・・・・

 今日、河岸から帰ってきて、店からプータロウをやって放浪していた時にお世話になった星さんが現在バンクーバーでやっている「Hoshi Sushi」に電話をする。最初に電話にでた従業員の人は全然、日本語を喋れない女性・・・・英語の喋れない私としばらく漫才・・・・今日はバンクーバーは凄い雨風だそう。星さんは電話口で懐かしがってくれました。今年中に遊びに行くことにする。あの時一歳だったマドカちゃんはカナダエアラインのスチワーデスさん(今はこういう呼び方はしないみたいだが、親の星さんもそういっていたし)だそうで、年月の経つの早さを感じる。
 今日はメチャヒマ。Tさん二名様で来店。遅くなってYさん来店。

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