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「正しい歴史認識」をもっていた戦前派の韓国人!

金鍾学 教授

文責はすべて、酒たまねぎや店主の木下隆義にございます


 


 「略)例えば、今日は八月二十九日である。この日がどんな日か、日本の皆さん に解るであろうか。韓国人にとってこの日は「国恥記念日」なのである。
今から八十年前の1910年(明治四十三年)八月二十二日、日韓併合条約 を調印し、二十九日公布された。それ以来大韓帝国(日清戦争の日本の勝利 で韓国は有史以来、初めて日本に独立させてもらい帝国の地位を得た)は日本に 併合され、消滅した。韓国人にとって悲しむべき屈辱の日なのである。
 だから韓国人は、日本への怨念を燃やしてやまない。私はそれを残念に思う。
日本人はお詫びしたのでは日韓ともに実りはない。
 愚者は感情でものを考え、賢者は歴史の事実を教訓化する。日本はなぜ韓国を併合し、中国にまで進出し、あの大戦争を起こすようになったのか。韓国はなぜ日本に併合されるような屈辱を味わわねばならなかったのか。責任をすべて日本に転嫁したのでは、何の教訓も得られない。韓国の反省、責任もあわせて 考えるのが「国恥記念日」の意味である。」

「私がこんな考え方になったのは、日本に勤務している時、古本屋で戴天仇の『日本論』(昭和16年官界情報社/森豊太約)という本を見つけたからである。(略)

彼はこの本の中で、中国人が中華思想に安住して日本を蔑視し、日本に学ぼうとしない高慢な態度を叱っている。そして、日本は中韓両国から文化を輸入してきたが、独特の個性を見失わず、自己の生活に適応させ日本的大同文化と国家組織を完成させた(略)

 現在の日本は、確固たるアジア政策を持たず、政治家の頭は欧米の方に向いている。韓国や中国にたいしてはお詫びするだけであり、韓国人は怨念の方が先攻している。

 私は戴天仇を見習って、『日本論』を書くから、日本のみなさんは『韓国論』を書いて相互の間に理解を深めようではないか」

             「韓日文化研究所文化部長」 金鍾学 教授

昭和2年生まれ
日本の中学校教育を受け、日韓国交樹立後(昭和40年)後は、在日韓国居留民団文化部長として岡山、広島などを担当。
昭和49年帰国後ソウルに「韓日文化研究所」設立。
平成4年3月肺がんのため死去。

日韓共鳴二千年史より引用抜粋P630〜633