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本多勝一の無知

文責はすべて、酒たまねぎや店主の木下隆義にございます


 

平成18年4月16日日曜日くもり一時小雨 ○
あの売国奴の本多勝一がその著書「貧困なる精神Z集」で、白人の血塗られた歴史のことを書いています。
「まったく、ヒトラーだけがなぜ悪魔の代表のように言われるのだろう。この五〇〇年間に、スペイン人やポルトガル人が中南米でやったこと、イギリス人やフランス人が北米や大平洋諸島やオーストラリアやアフリカ・・・・・でやったこと、ロシア人がシベリアでやったことは、ほとんどヒトラーと同じことだったのではないか」
P64

 この人はお隣の国に個人としてはギネスブックに載るほどの、ヒトラーも真っ青という殺人鬼がいたことをどうして書かないのでしょう。

そして、この人らしく、次のようにも書きます。
「このように述べたからといって、アジアにおける日本の侵略責任が相対化され、免責されるというのでは全然ない。ヨーロッパでドイツが反省したレベルまで、アジアで日本が反省したかといえば、これはもはや説明するまでもないだろう。スペインのアメリカ先住民への犯罪と比べるとすれば、日本人のアイヌ民族に対する犯罪が本質的にこれと同次元である」
P66

 この人はドイツが我が国と同じように国家賠償をしたとでも思っているのでしょうか。まあ、首相まで務めた細川とかいうバカ殿様も「ドイツが七兆円も払っているのなら日本も一兆円ぐらい出さなければ顔がたたない」などと戯けたことを言っていましたが、それ以上のいかにも「ドイツ見習えキャンペーン」を平成五〜六年ぐらいにしきりにやっていた売国新聞のOBらしい阿呆ぶりです。
 ドイツは国家賠償を済ませていません。普通の敗戦国が行うように国どうしの「国家賠償」ではなく、旧交戦国の民衆に対して例のない「個人補償」をどうしてしなければいけなかったのか。
それは、したくてもできなかっただけなのです。
 ドイツ政府がかつて「人道に対する犯罪には時効はない」と宣言したのは、自国がおこなった六〇〇万のユダヤ人殺害、二〇〇万のポーランド知識人あるいはそれを上まわる旧ソ連人の殺害、五〇万のジプシーの集団殺戮、大量の人体実験、占領地広域の不妊断種手術、障害者や病人の安楽死政策、外国からの約二〇万の美少年・美少女の拉致とドイツ民族化という、戦争犯罪とは別個の理念の犯罪を犯していたからです。したがって、それをドイツ国家の犯罪とするわけにはいかず、ヒトラー、当時の指導者の個人の犯罪であると言い張って、ドイツ人もナチスの犠牲者であると詭弁を弄しているのです。ところが、ナチス指導者以外のドイツ人は道義的には責任を負えないと逃げても、「政治的」にそういうわけにはいかないので、個人の犯罪に対しての国家賠償はできないが、個人補償という形しかとれないのです。
 また、ドイツは第二次世界対戦中に、我が国よりもはるかに組織化された「慰安婦制度」があり軍による強制連行もありました。
これについては、後日書かさせていただきます。
とにかく、この本多勝一という男は早くいなくなってほしいものです。

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