一寸一盃7

知らなかった・・・吟醸酒の生産量
国税庁の「酒のしおり」というネット上でのページによると
http://www.nta.go.jp/category/sake/10/siori/h14/siori.htm
平成12年度の消費量は清酒977,441KLで全酒類消費量の10.3%、
ちなみに、当店に置いてあるような吟醸酒、純米吟醸酒はあわせても清酒生産量のわずか6.1%の生産量だそうです。

一応平成12年酒造年度(12BY)のタイプ別出荷量を書いておきます。

      出荷量(KL)   構成比(%)

吟醸酒    33,186      3.3
純米吟醸酒  28,227      2.8     
純米酒    59,781      6.0
本醸造酒  138,798      13.8
その他   744,657      74.1

つまり、製造されている清酒のうちまだ75%ちかくが特定名称酒という吟醸、純米、本醸造以下であるということは、醸造アルコール以外に醸造用糖類、酸味料など入れてもいいよという普通酒や三増酒といわれるものになります。
もっと意外なのは合成清酒は58,308KLで0.6%しかないのですが、この合成酒の構成比では大した事無いのですが、平成元年を100とすると清酒は73%まで落ち込み、合成清酒は277%に増加。
合成清酒が大幅増と意外な結果です。
酒類課税数量のデータでは純米酒の課税数量は59,781KL、合成清酒は61,054KLということで、合成清酒はほぼ純米酒並に消費されてるってことになるそうです。
なんだかな〜という感じです。

 

古式
昔ながらの造り、古式の造り、自然の環境にての熟成、純米、山廃などなどにこだわる人が結構いらっしゃいます。
 飲んだ酒が旨かった。そして結果として純米だった、山廃だったというのはいいと思いますが、飲む前から純米が一番、飲めばすぐわかる。山廃は絶対旨い。と決めている人はどうかと思います。
とくにたちが悪いのはマスコミで記事をかいている人にそういうバカ連中が多く毒をまきちらしている事です。
取材にいって話しを聞いて記事を書くのが仕事なのに、「やっぱり伝統的な昔ながらの造り方が一番ですよね」「やっぱり山廃が米の味をよく出していますよね」とか自分の浅い知識をひらけかしているバカが本当に多いです。
だいたい、昔ながらの造りとはどういう事なのでしょうか。どのような技術であれ、考えだされた時は最新技術だったはずです。また、昔ながらの技術にこだわるとは技術的な研究を怠っている事かもしれません。古い設備をそのまま使用した伝統的な造りという事は、考え方によっては設備投資を怠っているだけなのかもしれません。
 自然のままの熟成ということについても、設備投資をせずに、ただ冷蔵倉庫を持っていないだけということかもしれません。
山廃がより古く自然に近い造りなどと思っている人も多いですが、山廃なども速醸造りとあまり考案された時期はたいして変わりません。さきに書きましたように古式とか伝統的な造り方といわれている技術も考えだされた時は最新式の技術なり設備だったはずです。
マスコミ関係者などはよくそういった事にいろいろ理由をつけますが、ノスタルジーだけの記事になって、それにだまされる読者も多いです。
 まずければ山廃であろうが、純米であってもなんであってもダメな酒です。
 みなさんバカライター連中が書いたくだらん記事にだまされないようにしましょう。
 先日うちのお客さまが、酒屋さんに連れて行ったライターもそういったバカだったらしいです。
 酒は自分がのんで旨ければいいのです。頭で飲むのはやめましょう。

SOCとTSOC
SOCとかTSOCとかいうのを例の連中がやっております。SOCとは、SAKE ORIGIN CONTROL(サケ オリジン コントロール)の略称で、日本産清酒原産地呼称制度と呼んでいるそうです。フランスワインのAOC原産地呼称のまねで、建前は
『日本酒の持つ最大の商品特徴である生産地域による多様性(いわゆる地酒と呼 ばれるようなものでそれぞれの地域によって、その土地の風土や文化、歴史的背 景に根付いた特徴を持つお酒がある。)を保護し、かつその品質を消費者に対し て保証するという目的を持っているのです。 』と宣い、たとえば鳥取の場合を例にとれば、
<soc鳥取・製造基準>
* 原材料名  米、米麹
* 原料米   鳥取県産酒造好適米100%使用(五百万石、玉栄または強力)
* 精米歩合  50%以下
* 仕込水   千代川、天神川、日野川水系伏流水
* アルコール分 14〜15
* 製造規格  純米吟醸
<SOC鳥取・香りの基準>
全体的に穏やかなイメージの香り(ふくよかさを連想させる蒸し栗、くるみ、 ウエハース、パンケーキなど)を主体に、わずかに立ち上がるライチ、メロンの 果実香と、杉の葉や松葉の森林の香りが混在しています。
<SOC鳥取・味わい基準>
柔らかい甘味に爽やかさを与える酸味が加わり、上品なキレを与え、後半に感 じる心地よい苦みもドライなイメージを作り出し、軽快な味わいを醸しだし、ほ のかに残る旨味が柔らかな口当たりの印象を与える味わいになっています。

と米から水、香り味わいまで決めているいいかげんなものです。何でも銭にする連中が、 (日本産清酒原産地呼称認定委員会)といういいかげんな会をつくってこの会に認定された酒にシールを張る事ができるというありがたいものです。TSOCとかは同じ会がやっている伝統原産地呼称日本酒までなるとありがた過ぎて涙が出て来ます。しかし、ぶどうのように輸送のきかないものと米を同列に扱う神経を疑う。また香りまで決めるのもどうかしている。ようはなんでも金になればいいだけの話なのでしょう。しかしこんな連中に喜んで金を出す蔵元の顔をみたいものです。


旨い酒はみやげでは無い
 よく「○○地方にいったら、みやげの地酒は何を買ったらいいの」とお客様から質問されますが、その時は「空港とか駅で売っているすぐ買える地酒は、別にそこで買わなくとも大丈夫です。容器が珍しいだけで、中身は特別な酒はありません。重い荷物になる酒を買ってくることはありません。それよりも、御自分で酒を飲むときの、つまみでも買っていらした方がいいですよ。」と言うようにしています。
 実際、どこかの街に仕事とか、遊びでいった時に空港、駅などで保管状況をはじめ、その蔵元の銘柄なども入手できる条件にはかなり厳しいものがあると思います。
 そこの蔵元さんと懇意にしていただいているとか、どなたかに、その地方のよい酒屋さんを紹介されたとかでないかぎり、地方のみやげは酒より、酒のつまみの方がいいでしょう。
 いったいどこの空港、駅で「義侠の妙」「東一選抜酒」「磯自慢純米大吟35%」「初亀出品酒R瓶」「亀の5年」「美丈夫斗瓶取りおり酒」などなどが、買えますでしょうか。


ワインのボトルの大きさによる呼び方

ボルドーでは
6000  インペリアル
4500(5000もある)ジェロボアム
3000      ダブルマグナム
1500      マグナム
750       フルボトル
375(200や500もある)ハーフボトル

また、ブルゴーニュとシャンパンは
容量/cc フランス    イギリス     日本
備考
-----------------------------------------------------------------------------
15000 Nabuchodonosor Nebuchadnezzar ナビュコドノゾール、ネブカドネザル
エルサレムを破壊したバビロニアの王。

12000 Balthazar Balthazar バルタザール、バルサザール
バビロニア最後の王。赤ん坊のイエスに会いに来た東方三博士の一人とされる。

9000 Salmanazar Salmanazar サルマナザール
アッシリアの王 (858-823 B.C.)。

6375 Imp\'eriale Imp\'eriale アンペリアール
ふつうの瓶の8.5本分(ボルドー)。

6000 Mathusalem Methuselah マチュザレム、メトセラ
ノアの洪水以前の総主教、聖書の創生記には969年間生きたと記されている。

4500 R\'eoboam Rehoboam レオボアム、リーアボーアム
ボルドーではこのサイズをジェロボアムという。

3000 J\'eroboam Jeroboam ジェロボアム
北イスラエルの王。ボルドーではこのサイズはdouble-magnumという。

1500 magnum magnum マグナム
ラテン語 magnus (= grand)。フランス語風にはマグノム。:-)

750 bouteille ordinaire normal bottle ふううの瓶
英語ではfifth (5分の1 wine gallon)とも。

375 demi half bottle ドゥミ
ふつうの瓶の半分。Demi-boutailleとも。

330 fillete フィイエット
小娘。1リットルの約3分の1。主にアンジューやナント地方のワインで。

187.5 quart quater bottle カール、キャール
ふつうの瓶の4分の1。20cLのをこう呼ぶことも。

最高15リッターの何とかいうボトルです。20本分でかい!どうやって飲むのでしょう!!!!!

K仲さんより教えていただけまして、前回の内容より充実させる事ができました。ありがとうございました。

ソムリエ資格
2月5日月曜日

世界で一番ソムリエの多い国である日本ですが、そのソムリエ関係の資格にいったいどのようなものがあるのでしょう。
■ソムリエ
一般: 第一次試験日において、アルコール飲料を含む飲食サービス業経験を通算5年以上有し、現在も従事している方
会員: 第一次試験日において、協会正会員として3年以上経過し、アルコール飲料を含む飲食サービス業に従事している方
■ワインアドバイザー
一般: 第一次試験日において、以下の業務経験を通算3年以上有し、現在も従事している方
会員: 第一次試験日において、協会正会員として2年以上経過し、以下の業務に従事している方
・ 酒類製造および販売、コンサルタントなど流通業
・ 飲食に関する専門学校など教育機関における講師
・ 調理従事者
■ワインエキスパート
ワインの品質判定に的確なる見識をもっている方
年齢20才以上 職種・経験は不問
■シニアソムリエ
ソムリエ資格取得後3年経過し、ソムリエ職務10年以上の経歴を有し、なおかつ現在も従事し、シニアソムリエ講習会を受講した方
■シニアワインアドバイザー
ワインアドバイザー資格取得後3年経過し、10年以上の経歴を有し、なおかつ現在も従事し、シニアワインアドバイザー講習会を受講した方
■マスターソムリエ
シニアソムリエ資格保有者でソムリエ職務20年の経歴を有し、なおかつ現在も従事し、推薦された方日本ワインコーディネーターの認定する資

その他、江川卓氏などが持っている名誉ソムリエというのもあるみたいです。

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