今田真人の著書「吉田証言は生きている」での違和感その七

今田真人の著書「吉田証言は生きている」での違和感その七
8月14日金曜日雨×

吉田氏自身の身分についても同様です。
<これは、今の内閣調査庁(ママ)かなんかの、ずっと運動してですね。
略)
前歴がこんな特高畑の人間だったら。>
①p八十七

<戦後直後の活動については、関係者には死んだ党員の名前も出てくるし、それを傷つけることは言いたくない。あの非合法時代に経歴伝々なんて言えない。戦前、戦後の私的なことは言わない。
下関の新富座で山本利平さんと野坂参三さんと話した。初めて下関に野坂さんが来た時だ。その時、戦後すぐで私は特高、憲兵の肩書きのままだった。秘密の会議だった。これが戦前の私の活動の証明である。>
①P八十九

<私は特高、憲兵の肩書きのままだった。>
このように書くが、特高とは特別高等警察のことであり、無政府主義者、共産主義者、社会主義者などを取り締まる政治警察であるし、憲兵とは大日本帝国陸軍における軍事警察である。
吉田清治はその特高と憲兵の肩書きを持っていたというのである。
あり得ないだろうに、それに対して、著者の今田氏は吉田に問いただしも検証していないが、この今田氏の著書には下記のように書いている。
<陸軍の特務機関なら、ある時は「特高」の肩書で動き、ある時は「憲兵」の肩書で動く事ができただろう。吉田氏は、自身が特務機関の人間だったとは明言していないが、その話にはそれを示すものが随所に出ていると思う。
「(慰安婦狩りは)初めから、狩り出す時から、朝鮮半島で連れ出す時から、国家そのものの力です」という言葉と「(労務報国会の動員部の)責任者を、公務員にしていたら、この徴用、動員業務が直接、労務報国会の会長、支部長が直接、やっていたとしたら、県知事、首が飛ぶ」という言葉の矛盾は、「陸軍の特務機関」ということが実態なら、解くことができるのではないか。>
①p百十四〜百十五

アホかと。
特務機関とは特殊軍事組織であり、諜報・宣撫工作・対反乱作戦などを占領地域、或いは作戦地域で行う組織であるから当時我が国の一部である朝鮮半島において特務機関が活動する理由は無い。

ましてや、今田氏は資料解説として、
<吉田氏の本名について問いただしたものだ。吉田氏は「吉田清治」が通名であり、秦郁彦氏や右翼タカ派雑誌がいうような「虚偽」の一つでない事を強調している。
「私は経歴なんか公表したこともないし、その義務もない」
吉田氏のこの主張は、まったく、その通りである。>
①p百二十一〜百二十二

もうどれだけアホなかと。証言者のどのような職務でどの地位にいたかというのは非常に大切なことである。当事者であると言って証言している証言者の経歴が信用できなければ、その証言も信用できないのが普通だろうと思うが、今田氏は違うようである。

あほらし

DSCN3896 のコピーみどりさん来店。
京都より中村さんご夫妻来店。
三名様来店。
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どういうわけか今日はめちゃ忙しい。
ドンチャン。
記憶なし。
サル以下。